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世界作業療法士連盟とは??

世界作業療法士連盟(WFOT: World Federation of Occupational Therapists)は、1952年に設立された国際的な職業療法士の組織です。WFOTの設立目的は、職業療法の発展と促進、職業療法士の教育および資格基準の向上、そして職業療法に関する情報の交換と共有を通じて、世界中の人々の健康と福祉を向上させることです。
WFOTの歴史
1950年代
- 1952年: イギリスのリヴァプールで開催された初の国際会議において、WFOTが正式に設立されました。
設立メンバーには英国、アメリカ、スカンジナビア諸国、オーストラリアの職業療法士団体が含まれて
いました。 - 1959年: WFOTは、国際リハビリテーション医学会議(International Rehabilitation Medicine Association,
IRMA)で公式に承認されました。これにより、WFOTは国際的な認知を得ることとなりました。
1960年代
- 1963年: WFOTは世界保健機関(WHO)と公式に提携し、職業療法の重要性を国際的に認識させるための活動を
開始しました。 - 1968年: 第2回世界作業療法士連盟会議がスウェーデンで開催され、職業療法士の教育基準や実践ガイドラインが
議論されました。
1970年代
- 1972年: 第3回世界作業療法士連盟会議がカナダで開催され、WFOTの活動範囲が拡大されました。
この時期に多くの国が新たに加盟しました。 - 1977年: WFOTは、職業療法士の教育プログラムに関するガイドラインを発表し、各国の教育基準の統一を
図りました。
1980年代
- 1982年: WFOTの30周年記念会議がアメリカで開催され、過去の活動を振り返るとともに、将来のビジョンが
共有されました。 - 1986年: アジア地域での職業療法士の活動が活発化し、日本や韓国などがWFOTに加盟しました。
1990年代
- 1992年: WFOTの40周年を迎え、職業療法の普及と発展に寄与した功績が認められました。
- 1996年: 第12回世界作業療法士連盟会議が南アフリカで開催され、地域間の協力と情報交換が強化されました。
2000年代
- 2002年: WFOTの50周年を迎え、これを記念して様々な活動が行われました。
- 2006年: WFOTは、職業療法士の国際的な資格認定制度を導入し、教育の質と実践の標準化を推進しました。
2010年代以降
- 2012年: 60周年を迎え、職業療法の歴史と未来に向けた展望が議論されました。
- 2018年: 世界中の加盟国が100を超え、職業療法士のグローバルなネットワークがさらに強化されました。
現在
WFOTは、世界各地で職業療法の普及と発展に努めており、各国の職業療法士団体と連携して、教育、実践、研究の分野での標準化を推進しています。また、持続可能な開発目標(SDGs)に基づく健康と福祉の向上に貢献するための活動も行っています。
WFOTの役割

- 職業療法の普及と発展: 職業療法の重要性を世界に広め、その発展を促進します。
- 教育と資格基準の向上: 世界中の職業療法士の教育水準を向上させ、国際的な資格基準を設定します。
- 情報交換とネットワーキング: 各国の職業療法士や団体が情報を交換し、ネットワークを築く場を提供します。
- 研究と実践の推進: 職業療法に関する研究を奨励し、実践の質を向上させるためのガイドラインやリソースを提供
します。 - 政策提言とアドボカシー: 各国政府や国際機関に対して、職業療法の政策提言やアドボカシー活動を行います。
WFOTの活動は、国際的な職業療法の標準化と質の向上に貢献し、職業療法士の専門職としての地位向上に寄与しています。また、世界中の人々の生活の質を改善するために、職業療法の役割を強調し続けています。
参考文献
- World Federation of Occupational Therapists (WFOT) 公式サイト
- “History of the World Federation of Occupational Therapists” – WFOT Publications


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