「現実逃避してしまう自分はダメ?」と思ったことはありませんか?
ストレスがたまると、ついこんな行動をしてしまうことはありませんか?
- 忙しいときほどSNSやゲームに没頭してしまう
- 面倒な課題を先延ばしにする
- つらい気持ちを忘れるためにお酒を飲みすぎる
これらは心理学でいう**「回避型コーピング」**の一例です。
「逃げるなんて良くない」と思いがちですが、果たして本当に悪い方法なのでしょうか?
目次
回避型コーピングとは?
- 定義:ストレスの原因や感情に正面から向き合わず、注意をそらしたり避けたりする方法
- 具体例:先延ばし、現実逃避、気晴らしの飲食、過度の娯楽
研究で分かっていること
ネガティブな側面
- 慢性的に回避に頼ると、問題が先送りされストレス源が解決しない
- 研究でも「回避型は不安・抑うつのリスクを高める」と報告されている(Holahan & Moos, 1987)
- 長期的には心身の不調や依存行動につながることも
ポジティブな側面
- 一方で「一時的な回避」は心を守る働きがある
- 特に急性ストレス(事故直後・大きな失敗直後など)では、回避がショックを和らげる役割を果たす
- 研究でも「短期的には回避が適応的に働く場合もある」と示されている(Bonanno et al., 2004)
👉 つまり、回避型コーピングは「完全に悪」ではなく、使い方次第で有効にもなるのです。

生活での上手な使い方
1. 「時間を稼ぐための回避」と割り切る
- 問題にすぐ立ち向かえないときは、いったん距離を置く
- 例:大きなプレゼン前に不安が強い → 気分転換に散歩をしてから再挑戦
2. 回避を「短期利用」にとどめる
- 「今日は休んで明日考える」と期限を決める
- ダラダラ回避が続かないように、「気分転換の後に具体的な行動」を組み合わせる
3. 建設的な回避を選ぶ
- ネガティブな逃避(飲酒・過食)ではなく、ポジティブな逃避を
- 例:音楽を聴く/体を動かす/自然の中を歩く/趣味に没頭する
4. 自分に問いかける習慣
- 「これは一時的な休息?それとも問題からの逃避?」
- この問いかけが、回避を有効に使う第一歩

具体的な生活例
試験勉強がプレッシャーで進まない
- 悪い回避:SNSに長時間没頭
- 良い回避:20分散歩してリフレッシュ後、計画を立て直す
人間関係でトラブルがあった
- 悪い回避:お酒で気を紛らわせる
- 良い回避:映画で気持ちを切り替え、落ち着いてから相手に対応する

まとめ
- 回避型コーピングは「悪い」だけではなく、一時的に心を守る役割もある
- ただし慢性的に使うと問題を悪化させるリスクがある
- 大切なのは「短期的な休息」として取り入れた後、行動につなげること
今日からできる3ステップ
- 回避してしまった自分を責めず「一時的な休息」と考える
- 回避行動の後に「次の小さな一歩」を決める
- 建設的な回避(運動・趣味・自然に触れる)を選ぶ


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